素材
木地 :天然木
下塗 :布着本堅地
上塗 :天然漆刷毛塗
艶 :高い(艶の高い塗物は、艶の低いものに比べ、使い込
んでも衛生感があります。)
修理:可
サイズ
寸法 : Φ11.7cm×H7.2cm
木製の塗物は80℃のお味噌汁を入れても外には30℃しか伝わらず、熱々を豊かな気分でいただけます。
木地画像はこちら
一般的なお椀よりも少し厚めに木地を挽いた、安心感のあるお椀です。
沈金絵柄の意味
沈金にはお祝い事にふさわしい、「寿松」絵柄と「飛花」絵柄を選び、その吉祥絵柄を輪島塗の加飾技法である手彫り沈金の線彫りであしらいました。
松の絵柄は、正月の門松などからも想像できるように古くからお祝い事に好まれる絵柄です。
・松の語源には、久しく齢(よわい)を保つところから、「たもつ」の略転とする説。
・行く末を待つ意味の「待つ」からとする説。
・神が木に宿るのを待つところから、「まつ(待つ)」の意味。
・葉が二股に分かれるところから「また(股)」の転など、他にも多くの説があります。
松は、長寿の象徴、正月の門松、松竹梅では筆頭となっているなど大変尊ばれている木であり、「年を取るまで末永く見守ってください」という願いを込めてのブライダルギフトや、年輩の方へのプレゼントとして好まれています。
また、「飛花(ひか・とびはな)」絵柄は植物の種子が風に乗り、ふわふわと舞う様子を表現したものです。舞い降りた植物の種子は芽を出し、花を咲かせ、そして実を付け増えて行くことから、子孫繁栄を意味する吉祥文様です。
飛花沈金絵柄もその絵柄の意味から、ブライダルギフトや開業記念などのギフト向けと言えます。
※注意
電子レンジや食洗機などの使用は破損・変色する可能性が高いため、お控え下さい。また、直射日光が当たる場所での長期保存は色あせの原因となりますので、ご遠慮下さい。